先日、高速道路のサービスエリアで知ったのですが一部地域で自転車保険の加入義務化が始まっています。自転車事故により重大なけがや損害に結びついたり、莫大な損害賠償費用を請求されたりといったケースがあり、自転車事故の危険性が改めて認識されるようになってきました。次のような高額な損害賠償の事例があります。
賠償額 9,521万円
男子小学生(11歳)が夜間、帰宅途中に歩道と車道の区別のない道路において歩行中の女性(62歳)と衝突。女性は頭蓋骨骨折等の傷害を負い、植物状態となって意識が戻らない状態になる。
神戸地方裁判所:平成25年7月4日判決
賠償額 9,266万円
男子高校生が昼間、対向車線を自転車で直進してきた男性会社員(24歳)と正面衝突。男性会社員に言語機能の喪失が残る。
東京地方裁判所:平成20年6月5日に判決
このような高額の損害賠償額を普通の人は支払えないです。このため、各自治体では、自転車事故の際の「被害者の保護」と「加害者の経済的負担軽減」のために、自転車保険への加入を条例で義務付ける動きが広がりつつあります。
自転車保険の加入 義務化地域
・宮城県仙台市
・埼玉県
・神奈川県相模原市
・石川県金沢市
・滋賀県
・京都府
・大阪府
・兵庫県
・愛知県名古屋市
・鹿児島県
・神奈川県(2019年10月予定)
・静岡県(2019年10月予定)
・長野県(2019年10月予定)
・愛知県豊橋市(2019年10月予定)
・茨城県笠間市(2019年10月予定)
・東京都足立区(2020年4月予定)
自転車保険の加入 努力義務化地域
・北海道
・群馬県
・東京都
・千葉県
・鳥取県
・愛媛県
・徳島県
・香川県
・福岡県
・熊本県
今後も自転車保の加入険義務化が他の自治体にも広まりつつあります。
私は数年前から自転車保険(最大賠償額 3億円)に加入しています。
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