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サイエンス

2012年2月 3日 (金)

JAXA相模原キャンパスに再訪&相模原公園のアイスチューリップ

1/29は1年ぶりにJAXA相模原キャンパスに見学に行って来ました。前回、行ったときの小惑星探索機「はやぶさ」の模型は1/5でスケールでしたが実物大の模型が展示されているとのことでしたので見に行って来ました。帰りに3週間前に行ったときは咲いていなかった、相模原公園のアイスチューリップの様子を見て来ました。少し咲き始めていましたが花は開いていませんでした。12月からの寒さが影響して、開花が遅れているようでした。

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JAXA相模原キャンパスは自宅から自転車で15分で着きました。正面の建物の1階に衛星やロケットの模型が展示されています。

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門衛所で受付をして、見学証を受け取ります。

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入口の少し先の右側に2つのロケットが展示されています。

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M-V-2ロケットです。全長30.7mで大きいです。燃焼試験で使った実物!です。

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M-3SII型ロケットの模型です。全長27.8mです。

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小惑星探索機「はやぶさ」の実物大の模型です。前回、来た時は1/5スケールの模型でしたので実物大は大きいです。

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「はやぶさ」に搭載された、マイクロ波放電式イオンエンジンです。

はやぶさはイオンエンジンの実証試験を行いながら2005年夏に小惑星イトカワに到達し、その表面を詳しく観測して、サンプル採集をした後、2010年6月13日、7年60億kmの旅を終えて、地球に大気圏再突入しました。全てのメインエンジンの停止などの様々なトラブルを乗り越えて、奇跡の帰還を成し遂げました。

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2014年に打ち上げを予定している、「はやぶさ2」の模型です。

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日本初の人工衛星「おおすみ」 1970年2月11日打上げ 1/2スケールでしたが小さいですね。

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前回、見学に来たときには展示されていなかった、ペンシルロケットの実機が展示されていました。

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館内は大勢の人が訪れていました。ブルーの模型は工学実験探査機「ひてん」です。

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実物大の「はやぶさ」の再突入カプセルです。

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「はやぶさ」の裏側です。ボール状のグレーの物はターゲットマーカーで小惑星「イトカワ」に安全に着陸するために最初に投下して、着陸地点の目印にするものです。中には88万人の署名が入っていました。

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M-3S型、M-3SII型ロケット

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左はスペースシャトルに掲載された高感度テレビカメラ、右はスペースシャトル内で行われた人工オーロラ実験用の電子銃です。

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「はやぶさ」が帰還した時のカプセル本体の写真です。

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昨年の10月に配給された、映画『はやぶさ/HAYABUSA』に出演された、西田敏行さんと竹内結子さんのサインが展示されていました。西田さんはユニークなサインですね。

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平日の営業でしたのでこの日は閉店していましたが生協には宇宙食が販売されています。生協と食堂は見学者も利用できます。

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JAXA相模原キャンパスの近くの相模原公園に寄りました。相模原公園の入口の立体花壇のアイスチューリップはほとんど開花していませんでした。

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例年なら満開の時期ですが少し咲き始めていて、花は開いていませんでした。12月からの寒さが影響して、開花が遅れているようでした。

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水無月園に行く途中に目立たない場所に木製のりりちゃんの人形がありました。下に「わた りりちゃん」と書かれていましたが「わた」の意味が分かりません。

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ガマズミ スイカズラ科

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3週間前、水無月園へ来た時にソシンロウバイは咲き始めでしたが満開にはなっていませんでいたした。

JAXA相模原キャンパスは、全国の研究施設でも珍しい、セキュリティエリア内にある展示施設です。年に一度、特別展示がされる特別公開が行われます。その時は2日間で1万人以上が入場するようです。私はまだ特別公開を見学したことはありません。

相模原キャンパスは年中無休ですが臨時休館日がありますので下記のサイトをご覧ください。

ISAS  相模原キャンパス見学案内
http://www.isas.ac.jp/j/inspection/index.shtml

寒い日が続いていますが先日、書きました26年ぶりの寒さが確定しました。東京で1月の最高気温が10度を越えた日数は5日でこれは1986以来の26年ぶりです。過去30年平均14.7日と比べると非常に少ない日数です。先日、出掛けた多摩湖のある、所沢は1月の最高気温が10度を越えた日数はわずかに1日だけだったそうです。


(2012.02.25 追記)
2/18に相模原公園に再訪して、アイスチューリップを見て来ました。記事は「麻溝公園のクリスマスローズが咲き始めていました」です。

JAXA相模原キャンパス


相模原公園

2011年3月 6日 (日)

南極・北極科学館と昭和記念公園に行きました。

昨日は国立極地研究所 南極・北極科学館と昭和記念公園へ自転車で行きました。南極・北極科学館は国立極地研究所内にあって、南極や北極の研究・観測の情報発信拠点として、昨年7月にオープンしました。多摩モノレールの沿線情報誌「tamamono」(2月26日発行)に紹介されていて知りました。場所は立川市役所の向かいで昭和記念公園に近くです。南極の隕石、岩石、生物の標本、観測機器、南極観測隊が実際に使った雪上車などが展示されていました。オーロラを映し出すドーム型のオーロラシアターがあり、オーロラの映像を見て来ました。自宅を出発したのが遅かったので昭和記念公園の入口に着いたときは閉園一時間前でしたが入園して来ました。

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久しぶりに多摩川サイクリングロードを走行しました。ここはいつ来ても風が強いですね。
(全ての画像はクリックで拡大します)

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国立極地研究所の敷地内の南極・北極科学館です。ここは総合研究大学院大学もあって、研究所、キャンパスでもあります。

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受付でパンフレットをもらって中に入ります。館内は天井が高くて、かなり広いフロアでした。

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南極観測隊が実際に使った雪上車です。1967年製造で全長5.7m、全幅2.5mですが定員は4名です。中に入ってみましたが意外と狭くて天井が低かったです。

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オーロラを全天ドームに映し出すオーロラシアターです。直径4mなのでそれほど大きくないです。

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オーロラシアターは月ごとに上映内容を変えているようです。この日は2003年11月22日ノルウェーのトルムソで撮影された史上最大級の磁気嵐の際に現れたオーロラでした。赤いオーロラも見ることができました。

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ライギョダマシ 南極で最も大型な魚類で全長175cm

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コウテイペンギンの剥製です。アザラシの剥製もありましたがちょっと生々しい写真なのでペンギンの写真にしました。

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観測船「しらせ」で使われていた日本製の船上重力計
南極領域の重力地のデータが空白なので積極的に観測しているそうです。

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実物はかなり大きな標本でした。

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触ることが出来る南極の氷です。表面はつるつるでした。

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体験コーナ 手元のボールを廻すとオゾン層の状態を写した映像が回転します。

南極・北極科学館は出来たばかりなのですがそこそこの方が訪れていました。無料なので昭和記念公園に来た時はちょっと寄るにはいい場所でした。この日の日本時間10時の南極昭和基地の気温は-18.2度と書かれていました。撮影していたら受付の女性か方から声を掛けられました。インターネットでここを知ったのですがと聞かれて、tamamonoという情報誌で知ったと答えて情報誌を見せました。知らなかったようで確かに掲載されていますねと言っていました。

折角、昭和記念公園の近くに来たので閉園まで一時間しかなかったのですがサイクリングコースがあって、持ち込みの自転車で中に入れるので入園しました。

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昭和記念公園のサイクリングロードです。花木園(かもくえん)の傍です。

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花木園 けんきょう(野梅系) 花木園の梅は9分咲きくらいで見頃でした。

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花木園 白加賀(野梅系)

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花木園 紅千鳥(紅梅)

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花木園 千鳥枝垂(紅梅)

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花木園 サンシュウ

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日本庭園の入口の紅梅が満開で見事でした。

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日本庭園です。ここからの眺めは素晴らしいです。

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日本庭園 日本水仙

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日本庭園 アセビが咲いていました。

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こどもの森の売店近くにクロッカスが咲き始めていました。

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閉園時間が近づいていたのですがサイクリングロード沿いにマンサクが咲いていたので撮りました。

帰りは昭和記念公園の閉園時間を10分ぐらい過ぎてしまい自転車の出口は閉鎖されていたので人が通る出口から出ました。

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帰りに多摩川サイクリングロードから夕焼けの富士山を見ることができました。
(17:42)

南極・北極科学館は南極の隕石、岩石、生物の標本、南極観測隊が実際に使った雪上車、観測機器などいろいろな物が展示されていました。入口の横でTシャツなどのグッズも販売していました。昭和記念公園は時間がなくて、ゆっくりと花を見ることができませんでした。クリスマスローズが見頃のようでしたが咲いている場所が分かりませんでした。

走行距離 53.6km

国立極地研究所 南極・北極科学館

昭和記念公園

2011年1月 4日 (火)

JAXA相模原キャンパスに行きました。

本日は金星探索機「あかつき」で話題になったJAXA相模原キャンパス(管制センターがある)に展示品を見学に行きました。相模原市にあって、近いので自転車で行きました。ここには実物大のロケットや人工衛星の模型が展示されています。相模原キャンパスは、旧宇宙科学研究所の中核部として、1989(平成元)年4月に開設されました。研究・管理棟、研究センター、そしてロケット・人工衛星搭載機器の基礎開発/試験を行う特殊実験棟などが設置されています。ここは大学院大学なのでキャンパスと呼ばれるようです。屋外にはM-V-2ロケットとM-3SII型ロケットの実物大の模型が展示されていました。

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JAXA相模原キャンパスの入り口です。

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門衛所で受付をして、パンフレットと見学証を貰います。臨時休館日以外は年中無休とパンフレットに書かれていました。

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屋外に展示されていた実物大の模型のM-V-2ロケットの案内板です。

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M-V-2ロケットは全長30.7mです。

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M-V-2ロケット

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M-V-2ロケットの後ろ側です。

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M-3SII型ロケットの案内板です。

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M-3SII型ロケットの模型です。全長27.8mです。

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M-3SII型ロケットの後ろ側です。

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展示場の入り口です。

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展示場の中の様子です。

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展示場には20名くらいの方が訪れていました。

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今回の金星探索機「あかつき」の金星周回軌道突入失敗の原因究明を行っていると書かれていました。

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2010年12月9日に金星探索機「あかつき」が撮影した金星画像です。中央の明かりはカメラのフラッシュです。

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月周回衛星「かぐや」の模型です。

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小惑星探索機「はやぶさ」の模型です。スケールは1/5で意外と小さかったです。

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試料採取に成功した「はやぶさ」 のカプセルです。7年間の飛行を終えて、今年6月に地球に帰還しました。

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ロケットの模型です。「H-IIB」「M-3SII」「M-3S」です。

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スペースシャトルの模型です。

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糸川英夫工学博士が考案した、ペンシルロケットです。

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ペンシルロケットの実機です。

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太陽観測衛星「ひので」の模型です。1/5スケールです。

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日本のロケット開発の流れです。意外と多くのロケットが作られています。

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金星探索機「あかつき」の発射の様子です。機体に三菱重工「HII-A」と書かれていたので製造は三菱重工が行ったようです。

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「あかつき」は種子島宇宙センターから打ち上げられたようです。

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工学探索機「ひてん」です。

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日本初の人工衛星「おおすみ」です。打上げは1970年2月21日です。

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小惑星探索機「はやぶさ」は帰還まで7年も掛かりました。

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「はやぶさ」が探索した小惑星ITOKAWAです。球形の惑星でないのですね。

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年末・年始で閉店していましたが売店で宇宙食が販売していました。JAXAのオリジナルグッズや宇宙関連の書籍も販売しているようです。宇宙食に杏仁豆腐、たこやきがあるのですね。
(全ての画像はクリックで拡大します)

JAXA相模原キャンパスは年中無休なのは日本が打上げた衛星の管制センターがここにあるので休日がないためでしょうか。この日はここから近い場所の麻溝公園、相模原公園によって帰宅しました。

JAXA相模原キャンパス

2010年12月 6日 (月)

太陽の不思議

太陽コロナとは、太陽の周りに見える自由電子の散乱光のことです。太陽表面が6000度程度であるのに対しコロナは100万度以上と非常に高温である。高度500kmあたりから温度が上昇し始め、高度2000kmを境に1万度から100万度まで急激に上昇します。何故、太陽から離れた場所がこのように温度が高いのかは未だ、解明されておらず、「コロナ加熱問題」と言われています。つまり太陽では「燃えてる本体よりも周囲の大気のほうが圧倒的に温度が高い」ことになります。

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1999年8月11日の皆既日食で見られたコロナ

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太陽のコロナ・ループ

この写真では、磁力線に沿って黒点から舞い上がるアーチ状のガスの流れ(コロナループ)の構造が映し出されています。ループは容易に地球10個分の高さにまで到達します。より小さな低層部のループを原動力として生まれたエネルギーは、謎めいたコロナ全体の熱源になっていると考えられています。

コロナは太陽半径の10倍以上の距離まで広がっています。炎の大きさが3cm、外炎の温度が900度という一般的なろうそくで考えると、ろうそくから15cm離れたところにある空気が22万度という超高温状態になる、ということになります。本当に不思議な現象が未だ、解決されていません。

コロナ加熱問題の原因としては、光球から伝わる振動=音波がエネルギー源だと考えられてきました。しかし最近の研究で振動だけでは彩層より上空にあるコロナの温度上昇を十分に説明できないことがわかってきました。コロナが超高温に加熱される原因は太陽の磁場=磁気エネルギーの方がより重要ではないかとのことです。
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