軍事侵攻続くウクライナの前線「花びら地雷」
2022年のロシアのウクライナ侵攻は2年を過ぎました。「花びら地雷」と呼ばれる対人地雷によるウクライナの兵士の被害が深刻になっています。ウクライナの非常事態庁によりますと、ロシアによる軍事侵攻で、地雷が埋められるなどした可能性がある面積はおよそ15万6000平方キロメートルで、国土の4分の1余りに相当するということです。地雷による兵士の死傷者数は明らかにされていませんが、被害は甚大だとみられています。「花びら地雷」と呼ばれる対人地雷は、12センチほどと小型で、ロケット弾に仕込まれて空中から散布されます。ウクライナでは「花びら地雷」など対人地雷によって、手足の一部を失う人が相次いでいます。撤去するには、数百年かかると言われています。戦争が終結しても、安心して暮らせない状態になっています。ウクライナ侵攻はプーチン大統領が退陣するまで何年も続くと感じています。ロシア国民は情報操作でウクライナの悲惨な状況を伝えられていません。ロシアにとって、何の利益をもたらさない、この侵攻を一刻も早く、止めて欲しいと願っています。
「花びら地雷」と呼ばれる対人地雷は、12センチほどと小型で、ロケット弾に仕込まれて空中から散布されます。ロケット弾1発につき300個以上が搭載され、多連装のロケット砲であれば1度の発射で5000個近くが散布され、その範囲は150ヘクタールに及ぶとしています。
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