RCサクセション サマータイムブルースの反原発メッセージ
福島第1原子力発電所の事故の際に、故・忌野清志郎さんが1988年に歌った反原発ソング「サマータイム・ブルース」が注目をされいます。YouTubeでの再生回数が48万回を突破していました。動画のコメントには被災者がラジオから流れるこ曲を聞いて、希望を持ったと書かれてました。サウンドがとても素晴らしい曲です。
RCサクセション サマータイムブルース~LOVE ME TENDER
サマータイム・ブルースの歌詞がとてもダイレクトです。清志郎さんが歌っていたことが現実になって、改めて、原発は所有する国の全員の責任であり、危ないけど仕方がないと言っていられなくなりました。この曲が収録されたアルバム「カバーズ」は所属レコード会社の東芝EMIからは発売中止になっています。親会社の東芝が原発を作っていたので東芝EMIに圧力がかかったと言われています。
人気のないところでおよいだら 原子力発電所が立っていた
さっぱりわかんねえ なんのため 狭い日本のサマータイムブルース
熱い炎が先っちょまで出てる 東海地震もそこまで来てる だけどもまだまだ
増えていく 原子力発電所が立っていく さっぱりわかんねえ 誰のため
37個も建っている 原子力発電所がまだ増える
しらねえうちに 漏れていた 呆れたもんだなサマータイムブルース
それでもテレビは言っている 日本の原発は安全です
さっぱりわかんねえ 根拠がねえ!
こんな狭い逃げ場のない、地震が多い国で原発を作るのを許してしまった。原発が地震の津波に耐えられない設計であることも知らなかった。多額の税金が原子力政策に使われて来たために自然エネルギー開発がほとんど行われて来なかった。例えば、核燃料の再処理工場である、六ヶ所再処理工場は完成までの延期が18回にも及んで、約2兆1,900億円もかかっている。当初は完成は1997年12月、建設費用は7600億円で済む予定だったが相次ぐトラブルで未だに完成していない。
電力は余ってる いらねえもういらねえ
電力は余ってる いらねえ欲しくねえ
電力は余ってる あぶねえあぶねえ
原子力は必要ねえ
必要がねえ
曲の終わりの台詞の部分も強烈なメッセージです。「あぶねえ」が現実になってしまいました。今でも原子力発電所が無くても電力を供給できる、火力・水力・その他の発電所があります。
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忌野清志郎ってすごい人だったんですね。
まるっきり、今を見て作ったような曲。
忌野清志郎の歌は聞いたこと無かったんですが、自転車を愛することとか、いろんなことがわかってきて、平和を愛する素晴らしい人だったんだなと思います。
歌詞の中で「だまされちゃいけねぇ・・・なにやってんだ、えらそうに、せかいのまんなかで」と言う詩が、日本国民全員に出されていたメッセージなんですね。
トンサンは今までだまされていました。というか、関心がありませんでした。
でも知ってみた今は、とんでもないことに日本がなっていました。
清志郎さんか歌った24年前は37基でしたが、今は54基も稼働しています。
清志郎さん 僕が、みんなが、世界中の原発を無くしていくことを誓います。
空の上から見ていてください。
この歌をもっともっとブレイクさせよう。そしてみんなで原発を無くしていこう。
何度聞いても素晴らしいメッセージを込めた歌だ。
投稿: トンサン | 2011年5月31日 (火) 15時04分
トンサン
1980年代にこのようなメッセージがこめられた曲を歌っていたことは素晴らしいですね。この曲を収録したアルバム「COVERS」が東芝EMIから発売中止になっても、タイマーズという覆面バンドを結成して、サマータイムブルースとLOVE ME TENDERを歌い続けました。
投稿: linka | 2011年5月31日 (火) 23時02分