大垂水峠&県道515号廃道区間
2/19に自転車で大垂水峠へツーリングしました。大垂水峠は高尾山の南側の山麓を貫く、国道20号線の峠です。峠としては勾配がそれ程大きくないので私でも楽に上れました。実は2009年に二度、大垂水峠を目指して、自転車で出かけたのですが一度目は暑さのために途中で気持ち悪くなり断念し、二度目は全くの不注意で走行中に自転車のグリップに左手の薬指を引っ掛けて、爪を剥がしてしまい、引き返しました。このときは爪が途中から90度捲れて、中身がこんにちはしてしまいました。三度目の正直で何とか完走できました。帰りに神奈川県道515号の廃道区間に行ってみました。
コース: 町田~高尾山口~大垂水峠~神奈川県道515号~桂橋~三ヶ木~津久井湖~町田
京王高尾駅前です。鳥居の先は駐車場になっています。
(画像はクリックで拡大します)
東山下橋の信号です。ここから、大垂水峠を下った、8キロ先まで信号はありません。大垂水峠のタイムトライアルはここを基点にすることが多いようです。
東山下橋から21分で大垂水峠のバス亭に着いてしまいました。途中、きついと感じる急勾配な箇所はありませんでした。
大垂水峠からの眺めです。この日は曇りで大垂水峠から富士山は見えませんでした。一週間前の2月13日は綺麗な富士山が見えたようです。
大垂水峠から相模湖方面へのダウンヒルは赤い帯のスリップ止めの舗装になっていて、急カーブが多いのであまりスピードは出せませんでした。
今回はもう一つの目的である、神奈川県道515号の千木良側の廃道区間を見るためにこの交差点で左折して、県道515号に入りました。
県道515号廃道区間に向かう途中の風景です。
道沿いの梅が満開でした。
全面通行止めの標識がありました。この信号の点滅は10年以上も続いているらしいです。
バリケードが現れました。ここから、名手までの2キロ位が廃道区間です。左側の脇を上って、先に進みました。
少し進むと眼下に幻の沼本ダムが望めました。このダムは堤体が津久井湖に水没しています。城山ダムの完成で津久井湖が出来たために水没したようです。しかしながら、立派に流入水量の調整をしていて、生きているダムなのです。
更に先を進むと崩落して、完全に土砂に埋まっていました。
先を進むと二つ目のバリケードがありました。人が通れないようにしっかり作られていました。
この先の道は土砂、倒木に覆われていました。情報によるとこの先を進みと見事な三段の滝の「大洞の滝」があるそうです。今回はここで戻りました。滝を見に行くのはまたの機会にしようと思います。
県道515号から517号に入ると直の桂橋からの相模川下流の眺めです。かなり、高い場所で周りが山に囲まれていて、絶景でした。
桂橋からの相模川上流、陣馬山方面の眺めです。
国道412号沿いの津久井消防署の手前に史跡寸沢嵐石器時代遺跡がありましたので寄りました。中央の赤い屋根の建物が遺跡のある場所です。コースを調べるためにネットで地図を見ていたら、ここに遺跡があるのを知りました。
昭和5(1930)年11月には国の史跡に選定されました。 約4000年前のものと推定される縄文後期の柄鏡(えかがみ)形敷石住居跡からは、石斧、石器、土器などが発掘されたほか、中央に正六角形の炉が切ってあり、火を焚いた跡も見られます。当時の様子を知る貴重な研究資料のようです。
国道412号沿いの道志橋からの道志川の眺めです。この日は水位がかなり下がっていて、ボートか岸に出ていました。こんなに水位が下がったのを見るのは初めてです。ここからの眺めは箱庭のような感じで好きな場所です。
最後に津久井湖城山公園花の苑地で休憩しました。ここは桜の名所です。
大垂水峠は自転車で高校生の時に逆のコースを走行して以来、久しぶりに走行しました。県道515号の廃道区間は廃道マニアは有名な道らしいです。次回は大洞の滝を見に来ようと思います。
走行距離 58.7km
(2011.09.23 追記)
9/10に廃道区間の「大洞の滝」に行ってきました。「神奈川県道515号廃道区間再訪&普門寺」の記事をご覧ください。
(大垂水峠をクリックするとコースのコメントが表示されます)
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