目黒寄生虫館
12/15に目黒寄生虫館に行ってきました。場所は目黒駅から歩いて、15分くらいの先日行った大鳥神社の近くです。世界で唯一の寄生虫の博物館だそうです。入館料は無料です。所蔵標本45,000点の中のホルマリン漬けの寄生虫実物標本が約300点展示されています。平日でしたがかなりの方が来館していました。寄付金で運営されていて、寄付金を入れる箱がありました。感想としてはそれほど、気持ち悪くなるような寄生虫は展示されていませんでした。驚いたのは今でもマラリヤ原虫に毎年、2億人が発病し、200万人も死亡しているそうです。一番驚いたのは寄生虫に感染して、巨大に皮膚が膨れた患者の写真のパネルです。
ビルの1階と2階が展示場です。
1階の展示場です。
一羽の鳥に30箇所以上も感染する箇所があるそうです。
人の寄生虫です。
人に感染する肺吸中です。
人に感染する肝吸虫です。
蝋細工の寄生虫や昆虫の模型がありました。これは回虫です。
2階の展示場です。
人から実際に駆除した日本海裂頭条虫(サナダムシ)で全長8.8メートルもあります。幼虫がいるマス寿司を食べた人の腸で成虫になりました。自覚症状はなく、3ヵ月後に便の一部に虫体の一部が出て気が付いたそうです。横に同じ長さのゴムがありました。
犬のフィラリア(犬糸状虫)です。日本では予防薬が普及しているのでこのために犬の寿命が延びたようです。
線虫です。
日本住血吸虫の中間宿主のカタヤマガイです。外国では中国・台湾・フィリピンなどの流行地には似た貝が分布していて、5つの住血吸虫があります。全世界の患者数は2億人にのぼり、年間100万人が死亡すると推定されているそうです。怖いですね。
アニサキスに寄生したイルカの胃です。日本人はイカをよく食べるので年間1,000例くらい感染しているそうです。
今でもマラリヤ原虫に毎年、2億人が発病し、200万人も死亡しているそうです。
ウミエラビルです。アオウミガメの目のまわりに寄生しています。
(全ての画像がクリックで拡大します)
この日は若い方とか子供も来ていました。2階ではアニサキスが樹脂で固めたキーホルダー、書籍が販売されていました。Wikipediaには珍しさと怖いもの見たさからデートスポットになっていると書かれてましたが本当でしょうか。パネルにはマラリヤ原虫に感染した子供の写真がありました。安全な国に暮らしていると有り難味が分からないですね。
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