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2010年11月 7日 (日)

MRJで知ってますか。

長い闘病生活を続けていると色々なテレビの番組を見ました。その中で「スパコンで復活する日本の翼 YS-11からMRJへ」という番組を見ました。MRJは日本で開発中の小型旅客機で三菱リージョナルジェット(Mitsubishi Regional Jet) の略です。何とYS-11以来40年振りに日本が独自の旅客機を開発中なのです。初飛行は2011年予定で運用開始は2013年予定だそうです。10年間で1000機、最終的に3500機を生産目標にしています。

Mrj_2

高い安全性と低燃費、静粛性を実現するにはスーパーコンピューター(以下、スパコンと略します)を利用した、CFD(数値流体力学)であらゆる場面を想定した計算が必要なのです。先ごろ、事業仕分けでスパコンの開発費の削減されたことに技術者が猛反発した理由があるのです。YS-11を開発した頃は模型を使っての風洞実験、計算尺で設計を行っていました。そのため、設計上の不備が多く、アメリカでの安全性の試験に1年も掛かりました。模型を使っての風洞実験では実記の1/100のサイズの模型を使うので限界があるのです。そこでコンピュータを使ったCFDで精度の高い設計が必要になったのです。昔はスパコンがなかったので設計ミスによって、事故が多発していました。日本は1987年FACOM VP400というスパコンで世界で初めて、3次元のCFDの計算に成功させて、世界を驚かせました。実はVP400の前の富士通初のスパコンVP100を仕事で実際に使ったことがありました。このスパコンはFORTRAN言語用に設計されました。日本で1993年にはCFDのために開発された数値風洞(NWT)という世界1位の計算能力のスパコンを開発しました。

MRJはJAXAの所有するスパコンFX-1(2009年)を使用して、世界で初めて、実機と同じ簡略化されないモデルで離着時の走行実験をスパコン上で成功しました。実はもっとも事故が多いのは離着時なのです。来年、20%の低燃費、高い安全性、静粛性を持った、高い技術力から開発されたMRJが初飛行します。

スパコンは車の衝突実験にも使用されます。実際の車で衝突させて、実験するよりもはるかに多くの場面を想定した実験ができるのです。その意味で、高性能のスパコンの開発はとても重要なのです。

下記は「スパコンで復活する日本の翼 YS-11からMRJへ」の番組の動画です。





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コメント

そういう飛行機を開発しているのは知りませんでした。
YS-11の元技術者が設計した自転車がありますね。
http://bikes.health-life.net/ys_bike_series.html
それの電動自転車もあるようですね。

トンサン
高価な自転車なのに生産開始から3年半で2500台以上も販売されているのですね。このように軽くて、強度の高い自転車の設計は技術者としての経験があってこそ出来るのでしょうね。この番組は療養中にたまたま見かけました。高性能のスパコンが必要なことがこの番組でよく分かりました。

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